非武装国家コスタリカの現実 軍備放棄どころか重武装

よく永世中立国、地上の楽園として挙げられるコスタリカ。その実態は、米軍駐留と重武装でした。非武装、軍事放棄で戦争をなくして平和な世界になんて土台、無理な話なんですよね。

内部リンク

コスタリカの中立宣言と安全保障

コスタリカは中立宣言と軍隊駐留により高度な安全保障を獲得しています。

よく、軍備放棄といったお花畑な解釈がされますが、
コスタリカはスイス同様に、重武装 及び 中立を基本としています。

非武装、軍隊なし、話し合いで解決というのは、現実としてないんですね。

中立というのは、どこの手助けもしない代わりに、どこからの助けも受けられないということです。
中立というものは、強力な軍事力なしには成立しません。

※軍備放棄なんてしたら
 非武装中立国や無防備都市宣言をした都市のような末路を迎えることになるでしょう。

 ベルギー や ルクセンブルクは、永世中立宣言してましたが、普通に侵略されました。
 現在では、両国とも中立国ではありません(ベルギーは道路国家じゃないんだよ!)

 ベルギーは中立を完全に放棄。
 ルクセンブルクは、NATO加盟時に中立を放棄(憲法上では、中立政策を維持)

※コスタリカがスイスと違う点は、アメリカの助力を受けた上での中立宣言となっている点です。

 麻薬撲滅という名目で、ココ島(世界遺産)に空母を含む、艦艇約100隻、ヘリコプター200機、
 2個旅団程度の陸上兵力に加え、軍用機などの戦力が駐留しています。

 コスタリカの港湾や空港は、米軍が使用することもできます。

 まあ、こういった点は日本と似ていますね。
 横須賀 や 沖縄の軍事基地みたいなものです。

※日本とコスタリカの違いについて
 コスタリカは日本と同様に、軍隊(常備軍禁止) や 兵役がありません。
 警察を超武装した「警備隊」がありますが、日本の「自衛隊」と同様に「軍」ではありません。

 日本とコスタリカの違うところは、平和憲法9条がない、徴兵制が許される。
 再軍備が可能、交戦権の復活が可能 といったところでしょうか。

 よく、平和国家としてコスタリカが挙げられますが、これは結構的を得ています。
 憲法9条改正、有事の際の徴兵、正当な反撃、どれも当たり前のこと・・・

 コスタリカのように、普通に防衛行動を行えるようにならなければなりません!

※重要なことなので単独で書きます。
 コスタリカの憲法では、有事の際に国民徴兵制を行う と明記されています!

コスタリカの軍備について

コスタリカの装備は、あまり強いものではありません。

しかし、アメリカの駐留兵力がいるのと、周辺国家の軍事費が軒並みコスタリカ以下ですので、
防衛を行うには十分すぎる軍備があります。

とてもじゃありませんが、非武装国家、丸腰国家などとは呼べませんし、
そう呼称するのは、コスタリカにとって失礼です。

例えば、コスタリカの軍事費(警備隊)の予算が、隣国ニカラグアの3倍というのは有名な話です。

陸軍戦力:治安警備隊8,000人(市民警備隊4,000、国境警備隊2,000、地方警備隊2,000)
予備役200,000人
拳銃、M16アサルトライフル、M60軽機関銃、90mmロケット砲1,000、対戦車砲2,000、戦闘車両

海軍戦力:海兵隊400人
内海哨戒艇7隻(高速艇1隻、哨戒艇1隻、100トン以下5隻)、小艇10隻
※哨戒艇の1隻は、英50 ヤーロー型

空軍戦力
簡易武装ヘリコプター7機、セスナ4機、レシプロ攻撃機

※どっかの本によると、コスタリカには、戦車一両、機関銃一丁すらないそうです。

 ここに掲載している情報も、出来るだけ詳しく調べましたが、あくまで参考程度でどうぞ。
 正確性については、保証できかねます。

コスタリカ
人口:457.9万人(2008年)
首都:サンホセ
国土:51,100km^2
予算:89,000,000ドル
GDP:676億ドル(PPP 購買力平価)

コスタリカが永世中立国、軍備放棄している理由

コスタリカは、軍事クーデターが過去にあったため、軍隊を放棄しました。
しかしながら、常備軍を放棄した後、隣国より侵攻されることになります。

よく、軍隊があると戦争をして、平和が脅かされると捉えられることがありますが、全くの逆です。
軍隊があるからこそ平和を享受し、日々を安心して暮らすことができるのです。

※1821年、スペインより独立。

※1941年、アメリカに先駆けて、日本に宣戦を布告。

※1948年、反乱勃発、コスタリカ内戦。

 非武装宣言、同年12月にニカラグアより侵攻、予備役を招集。
 国を守るために、軍隊ではない警備隊が創設されることとなります。

※1949年、憲法改正(リオ条約によるアメリカの相互援助あり)
 常備軍の廃止 と 非常時の徴兵を合法化。
 また、民兵や予備役の訓練を強化。

※1953年、軍事費の3分の1を教育費に(その後、削減あり)

※1955年、ソモサに支援された傭兵団が1,000人規模で、隣国ニカラグアより侵攻。
 いくつかの都市が攻略されたものの、撃退。

※1973年、隣国ニカラグアより侵攻。

※19**年、IMFより借金、アメリカのCIAの組織したゲリラに基地を提供。
 組織した反政府組織が コスタリカを起点として隣国へ侵攻を開始。

※1983年、コスタリカ中立宣言、宣言したのみで国会の承認はなし。
 中立宣言の見返りとして、アメリカから援助を受けた。

 隣国ニカラグアより侵攻。

※1985年、隣国ニカラグアより侵攻。

※1987年、アリアスがノーベル平和賞を受賞。

※19**年、麻薬拡散。

※1999年、ココ島に米軍が駐留を開始。

※2001年、アフガニスタン攻撃を支持。

※2003年、イラク戦争を支持。

※2007年、中華民国(台湾)と断交宣言。
 中華人民共和国(中国)がコスタリカの国債を購入。

※2010年、隣国ニカラグアとカレロ島をめぐり領有権問題が悪化。
 米海軍の駐留を完全合法化、憲法訴訟が起きたが、敗訴。
 米軍駐留は完全に認められた。

※2011年、国境警備に高速艇を加え、沿岸警備を強化。

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